彼女に突然の別れを切り出された自分。心の行き着く先は自分でも分からなかった。
その日から俺の日常は空っぽになった。
以前の自分がどういう生活をしていたのかすら分からない。
まるで胸の真ん中にぽっかりと穴が空いたような――そんな日常。
そうなってしまった俺は、常に心の穴を埋める事が出来るものを求め続けた。