どこにでも居る現代に生きる希望を無くした大学生、良也。
そんな平凡な毎日に苛立ちを感じていたのだが、バイト先で見つけたある雑誌。
そこには初恋の人の名前が...
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-ありがとう。
この言葉を見て、
ほとんどの人が感謝していると確信している。
でも本当は悲しくて、寂しくて、
泣いているかもしれない。
-さようなら。
この言葉を見て、
ほとんどの人が別れを連想する。
でも本当は笑って
握手を交わして
新しい門出を楽しみにしているかもしれない。
顔が見えない人との会話。
話し方や声、表情、情景、過去、何にもわからない。
わかることは、ただ1つ。
『何を言っているのか』
それはメール。チャット。手紙。。。
でも手紙だけは、もう1つ伝わるんだ。
『字の温もり』
-大好きです。
あなたにこの言葉は
どんな風に見えますか?