「ねえ、拓。」
「何?」
「いつか、絶対お父さん探し出すんだよ」
「・・・」
見捨てられた姉弟。
母親の病死。
―――父親の失踪。
立て続けに起こる困難に立ち向かいながら
あのひと夏の想い出を糧に・・・
「「僕たちは、歩いてゆく」」
不幸を究明するミステリー小説
夏の想い出
※この物語はフィクションです。地名や建物、人物などとは一切関係ありません※