初めて会ったのは教室の隅。
彼はその綺麗な青の瞳からぽろぽろと
大きな滴を零していた。
本当は彼の元へ行って拭いたかった。
本当はあのまま見てないふりをしたかった。
その2つの感情が重なったとき、初めて気が付いた。
これが本当の"苦しい"という感情なのだと。