小さな世界の中で見る夢

作者



初めて会ったのは教室の隅。




彼はその綺麗な青の瞳からぽろぽろと


大きな滴を零していた。



本当は彼の元へ行って拭いたかった。


本当はあのまま見てないふりをしたかった。



その2つの感情が重なったとき、初めて気が付いた。








これが本当の"苦しい"という感情なのだと。