恋と距離と5㎝と。

作者乙花

少しの笑顔も


少しの声も


少しのしぐさも


少しの見つめあいも


全部にはまり、おちていった。


でも、


あなたの傍にいたのはいつもあの子だったね─


恋は、辛い人生の序曲だったことに


まだ気づいてなかった。


だけど、あたしは諦める事が出来なかった。


だってね、


世界で一番大きな存在になっていたから。