西野真陽奈

切ない気持ち
主人公の愛実を始め、竜也、夏輝、健汰、登場人物それぞれの想いや苦悩がよく描かれていました。

特に、竜也に病気のことを隠されて、愛美が彼に信頼されていない悲しみを抱き、

だけども心配かけたくなかったという、竜也の気持ちを理解するまでの過程が良いなと思いました。


最後の、桜の木の下で桜のキーホルダーを落としてしまい、花びらが混じりあうシーンが印象的でした。

愛美が、過去の恋愛と決別し、新しい恋へと向かっていく決意ができたのだと読み取れました。


もう少し、最初の方に愛美と竜也のエピソードがあれば、二人がいかに愛し合っていたか、より分かりやすかったのではないかなぁと思います!