Imitation Flower

作者さくら

訳あり少女と訳あり青年のお話



それは偽り

全てを裏切る行為だと知っている。


だけどこの行為は裏切りであって愛情でもある。


私は待つ。

この罪が私の身を貫くのを。



きっと私に待ち受ける終焉は、


儚く散る花ではなく、

壊されて捨てられる造花。



Imitation Flower