いつまでも素直にならなかった。
だから、苦しむことになったんだ。
自業自得わかってるけど、素直になれない自分がキライ。
ー私達4人の出会いは私が6歳のときから始まった。ー
そう、すべてはここから始まったんだ。
「雄大、一緒に遊ぼ!」
「繭!何回いえばわかるんだ。年上の人は"くん"をつけなきゃいけないんだよ!」
「繭!これで遊ぼうよ。」
「繭たん、これであちょぼ!」
「康太くん"まゆちゃん"でしょ。」
私は幼いなりに、この瞬間が一番楽しかった。
いつもまでも続くと思ってた。
私たちも成長していくんだね。
私は幼かったから何にも知らなかったんだ。
「繭はねー。雄大も、健悟も康太くんもみんな好きなんだ」
「繭、みんなはダメだぞ。結婚は1人しか選べれないんだ。」
「だって、繭みんな好きだもん!」
いつの間にか私たち4人は壊れてしまった。