消毒薬の匂いと存在価値

作者里佳子

大きな闇を抱えて生きてきた肝心な感情を知らない少女、南由良。そんな由良の保健医、北原要は必死に由良に感情を教えていくが…








「おいで?」





『はい』





白衣の貴方からはいつも消毒薬の匂い





きっとこれ期限つきのは叶わない恋