高校三年のアイダは、トオルとマサルの親友とそれなりに、青春を楽しんでいる。
そんな時、隣のクラスの安田が、発狂した。
みんなは「アイツ、普通じゃなかったもんな」
とか言ってるが、アイダは、普通って何だと
疑問に感じる。夢もやりたい事もなく、なんとなく、時間だけが、過ぎていく。発狂しない自分の方が、フェイクだ。学校の帰り道、
雨の海岸で、踊っている女・南に出逢う。南の不思議な魅力に一目で惹かれてしまう。いつも、モヤがかかっているような、毎日が、輝きだす。
18歳のアイダの友情と、ひと夏の恋の物語。