この螺旋の階段を、上っておいで。その足で。……言葉は所詮、砂の城。綺麗な優しい嘘ばかり。

喜劇役者と

出されぬ手紙



言葉は所詮

砂の城

指の間を零れゆく

虚しい綺麗な嘘ばかり



詩歌なんぞは

蜃気楼

触れれば消える夢の橋

悲しい哀れな塵ばかり



それでも溺すつもりなら

この螺旋の階段を

上っておいで、その足で



扉は君に開かれん





アキによる詩のページです。