歌舞伎町・・・。
夜の世界・・・。
キャバクラ嬢、風俗嬢、ホスト。
悪魔の囁きのように聞こえる。
「一度でもその世界に足を埋めれば
もう這い上がることはないよ。
罪は重ねれば重ねるほど
麻痺していくものだから。」
逃げられない。
足が鉛のように重くて
ベッドから起き上がれないんだ。
逃れられない。
心が麻痺してしまっているはずなのに
なぜかいつでも痛いんだ。
あの日、あの時、あの場所で
あなたに出会うまでは・・・
本当に守りたかったものさえも
知らずにいたね。