君が好き

作者黒猫

「うっとうしい」


この言葉が私が君に思っていた感情だった

甘えたふうにヘラヘラ笑って

いつもいつも私の後についてきて

かまって~って言うみたいに話しかけてきて

私を見るとすぐ寄ってきて

満面の笑みで笑う・・・・・・

ピンチになるとかけつけてきて

私を守ってくれて・・・・・・

甘えたふうにヘラヘラ笑いながら



「好き」



いつも君は私にそう言って・・・・・・

私は君が嫌い

それを知ってたのに君はいつも私についてきて

気がついたらそんな君を見て

ドキドキたり、胸が熱くなったり・・・・・・

声を聞くたび安らいで・・・・・・



「君が好き」



言えるわけないじゃん・・・・・・

嫌いって、もう君に言ってしまった・・・・・・

言わなきゃ良かった・・・・・・

だからお願い・・・・・・

君の名前を呼ばせてよ・・・・・・

寂しい時とか、楽しい時とか、悲しい時とか

呼んだらそばに来て笑ってよ・・・・・・