一番近くて一番遠い。一緒にいる理由はただひとつ。先輩もわたしも孤独だから。




「うちに住む?」



絶望の縁から救ってくれた先輩



「瑠花はなにも心配しなくていいよ」



はじめての気持ちを


教えてくれた



「雷、こわいの?一緒に寝る?」




こんなに近いのに




「あんまり深入りしないでくれる?」



こんなに遠い





「俺が好き?それってすごくくだらないよ」



あなたの心には



はかりきれない闇がある