誇りをくれた君へ――

作者柊香

自分が嫌いだった。

自分という存在が世界で一番わからなくて

ただ毎日を生きてきた。




そう、あなたに出会うまでは。








今ならいえる。




私が生まれたことは、そう。

あなたの為だったんだって―。