双子としてこの世に生を受けた詩音と詩織。惹かれてはならないと解っていながらも、恋をした2人の純愛の末に待ち望むものは?
「堕ちて行く。もう、止まらない-」

「詩音、大好き」

中学三年生の双子の妹、長谷詩織。


「-俺もだよ」

中学三年生の双子の兄、長谷詩音。


好きなだけなのに。

こんなに、素直になれない。

伝えられない。


こんな苦しさを味わうくらいなら、

キミに恋をしなければ良かったんだろうか-?