ちいさなゆうきの衝動

作者サミ

ちいさな小石がひとつ落ちていたよ。それは私。きっとそのままだったら、いづれ風化して土になって消えてゆくはづだった。ちいさな小石は邪魔にもならないからそこにあっても誰もきにしない。ちいさな小石は使い道がないから誰もひろわない。でもみてしまったから。あの日私は、いやあの日から私は空ばかり見ています。