男の子は線路の上に立った

作者東圭

今日もまた、その男の子は電車に揺られながら学校へ行く。みんなと同じように電車に乗って、同じように目的地へ着く。自分の足で歩くことはない。歩くことはないんだ……。




















今日もまた、その男の子は電車に揺られながら学校へ行く。