赤と虚無のデザイア

作者相河晴記

二十歳の大学生・司は、満たされない日々を鬱々とした気持ちで過ごしていた。


そんな折に出会った少女・彩。光と影、強さと儚さを併せ持つ彼女に、司は少しずつ惹かれていく。




しかし、彼女の願いはあまりに残酷で、絶望的な結末を映し出す──


自分のためか、あるいは大切な人のためか。


真実の心が、今、試される