ガラスのオルゴール

作者ADUSA




目に見えるようで見えない透明な色


強く、頑丈に見えて何よりも壊れやすい


尖った破片はきっと誰かを傷つける



「未来は・・・・強いな」



強さなんてこれっぽちも持ってなかった。


あなたはそれを知ってて言った。



だってあなたは


わたしよりもずっと弱い人間だったから――・・・





15歳、4月上旬


生徒という立場であなたに出逢いました。