国内線のキャビンアテンダント、
望月希未(のぞみ)。
同性が羨むほどの美貌の持ち主。
しかし、恋を知らぬ女。
華やかなルックスと
内向的な性格のアンバランスさが、
いつでも彼女の人生に影を落とす。
外見でばかり判断される苦悩。
かといって、内面に自信もない。
自分は本当に愛されているのだろうか。
自分は誰かを愛することができるのだろうか。
自問自答を繰り返しながら生きてきた。
そんな希未の前に現れた、
少し変わった感じの青年・沢渡。
希未は、生まれて初めて恋に落ちていく。
だが、やがて思い知らされることになる。
恋より強い、絶対的な愛の存在を。