ああ、こんなにも傷付けた。――気付いた時には、もう遅かった。
「…ははっ、何言ってんのー!
全部嘘に決まってんでしょー!」
いつも、君は強かった。
だけど、
「あたし、俊がいなきゃ…生きてけないよぉ…っ」
次に見た君は、弱い君だった。
嘘と、本音。