セツナレンサ--赤い目をしたネコの章--

作者さあたくろーす

14歳の春

私はあなたと出逢った

15歳の春


あなたは私から遠ざかった



ただ真っ直ぐに駆け抜けた淡い記憶....

15の夏




あなたを真っ直ぐに見つめる気持ちと、彼女の存在



私は何もかもを愛しすぎた







すれ違う季節を切り抜けて辿り着いた先には


優しい嘘しか残っていなかった




ハカナイから美しくてハカナイから散ってしまう





せつなくて愛おしく

ほろ苦いストーリー



カレの嘘は優しくて

カレの嘘は狂おしいほど残酷だった