オトシモノ

作者千怜

オトシモノ…目に見えるものは見つかるかもしれない。けれど、目に見えないものだったら…?  これは、長くそして短いあの日から始まった、切ない物語。



…―――キキィィッ…!



人が行き交う中、響くブレーキ音




…そう、あの日



私の大切な欠片を見失った