夕暮れに響くシューマン

作者りゅーりゅー

主人公である彩は東北の大学に行く2年前に、不毛な恋をする。一つ上の先輩、そして、彼女のいる先輩。

毎日隣にいる彼女に彩は嫉妬を覚えながら生活する。行事事の度にアプローチを続け、大学の内定が決まった彼に告白するが撃沈。

しかし、諦める事ができず彼への恋心を抱いたまま、

成長していく。


そして彩は東北へ旅立つ。

引っ越したアパートの下の階から聞こえたシューマン。彼女にとって懐かしい曲。

2年前、好きだった彼が弾いていた曲。



彩はいつの間にかその部屋の前に立っていた。