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とても日常的なとても不可思議で不可解、かつ不愉快なことに悩まされている人は案外多いと思います。その日常を修飾されることなく淡々と綴られるのは、まったく理解できない人にとってはつまらないささいな出来事にすぎないものになってしまいがちなのですが、一歩退いた記録調に語られることで、「ああ、そうそう。こんな時そうだわ」と共感します。ただ「ガタガタ」の犬は、大人しいゆえに極度に緊張した気持ちを作者様の能力を媒介として、周囲の器機を揺らせたのでは? 異常な現象に慣れ、自分以外のところに観点を置いてしまっているのかなと、勝手に想像してしまい、犬がちょっぴりかわいそうかな? などと、不埒なことを考えてしまいました。すみません。