彼の手に有るものは魔法の道具。
彼の手にあれば、それは目を
時の彼方へと誘う。
そして、
私は目の前で見える姿を失い、
鮮やかに彼の指先にある道具の
輝きに囚われていく。
その輝きに惑わされ、
知らず知らず、
周りの変化に気付かせない。
私はどこにみちびかれるの?