霧桐朔耶

珍しいタイプ
暴走族物には設定が珍しいタイプで、読んでいて新鮮でした。

さて、それでは気になった点を指摘させていただきます。

まず、リュウマについて。あまりにも自己中で、俺様すぎると思いました。俺様キャラ、という設定は良いと思うのですが、行動の1つ1つに苛立つというか…あまりにも、身勝手だと感じてしまいました。エミの事が好きで大切に想っているなら、自分の気持ちを押し付けるだけでなく、笑みを気遣う事も必要なのに、それが全く感じられませんでした。正直、リュウマに魅力を感じる事が出来ません。

また、愛鬼が簡単にエミを受け入れてしまった事にも違和感を感じました。総長とは、長年の信頼関係が必要なのではないでしょうか?

ストーリーも、設定や話の展開は珍しいタイプで面白いと思うのですが、あまりにも淡々と進みすぎている印象でした。たまに時間軸などが分かり辛い時があり、理解する前に次の展開へ進んでいってしまうので置いてけぼりをくらってしまう印象です。

改行も、変なところでしてあるのが気になりました。かえって読み辛くなってしまうかと思います。

辛口レビュー失礼しました。