蝶になりたかった。
まだわたしは青々としたサナギのままだった。
取り残されたような気持ちを常にもちながら一日一日を繰り返していた。
繰り返す。そう、ただ淡々と繰り返す。
成長も反省もなくただ淡々と一日が過ぎるのを待つ。
そこに罪悪感や嫌悪感、ありとあらゆる負の感情を抱きながら…