波に揺蕩う私の其の心。星屑は疎か、彗星ですら流れ堕つる陵の麓で摩訶不思議な恋をした。何時かは消え行く運命としても、君に愛を誓い、心を捧げよう。其んな哀しい御伽話。
波に揺蕩う貴方の其の躯
泡と謡うは私の其の心
奪わるは私の心
魅せるは君の瞳
真珠の如く可憐
珊瑚礁の如く艶かし
やがては泡となり消え行く運命とて
泡沫の儚さ故……