あなたと言う存在

作者

この広い世界でたった一人のあなたに出逢え私は初めて本気の恋をした。そして好きな人の笑顔が見られるだけで自然と笑顔になれることや、好きな人に名前を呼ばれるだけで、自分の名前が好きになれること。

好きな人が苦しんでいると、自分の胸も痛むことを知った。


叶わない恋だって、良かったんだ。

切ない恋だって、悲しい恋だって良かったんだ。ただそこに、あなたがいてくれれば、それだけで、それだけで、良かったんだ…。


神様なんて、存在しないかもしれない。

それでも、

祈らずにはいられなかった、あの夏の夜。

この季節が来るたびに

私はあなたを思い出す…。