「夏の終わり」 (中篇 未完 執筆中)

作者相木 翔

 美里が通う高校の野球部がせっかくつかんだ甲子園初出場。しかしある暴力事件により出場権が剥奪される。最後の夏、不良番長の絶大なる支援のもと生徒たちは一丸となる。

(あらすじ) 


 美里が通う西湘学院高校野球部エース和田とスポーツ万能の不良イケメン青山の確執から物語ははじまる。


 美里が恋をしていた青山は意外にも冷酷な男だった。和田にとっても美里なんて眼中になし。


 しかしそんな二人から美里は目が離せない。


 やがて二人には熱き男の友情が芽生える。


 美里は二人のかたい友情と熱い汗に触れ人生の素晴らしさを知る。


 しかし甲子園への道のりはそう甘くはなかった。


 それでも彼らは数々の障害を乗り越えて行く。


 3年に進級、いよいよ最後の夏を迎えた。


 ダブりの人情派番長らが仲間に加わり、皆で協力し弱小チームだったはずの西湘学院野球部は夏の甲子園を目指す。


 そして夏の終わりにその感動の時がやってくる。


 人生は決して結果ではない。彼らはそれを教えてくれた。


 ラストシーンは湘南の浜辺。


 美里はその夏、少女から大人になる。