「付き合う」と「友達」の境界線ってどこにあるのだろうか…?
「デート」をしたら 付き合つているのか?
「二人でいても苦にならず いつも一緒に居る」時間が多かったら…? 「手をつないだら」はどうか? 「キス」をしたらどうだろうか?
おそらくはどれも決め手には欠けるのではないだろうか?
秋彦は高3の夏まではそう思っていた!
エッチ… 身体の関係があって初めて「恋人」だとか「付き合っている」と言えるのだと…
しかし春江はそうは思っていなかった…
いつもの様に一緒に帰り 休みの日にはデートもしたことがあり キスも何度かしたことがある秋彦と「恋人同士」だと思っていた
ただ それが中学生同士の関係だったからかもしれない
その秋彦と春江の気持ちのすれ違いが 高校三年の夏に再会したことで不思議なデートに発展する事になるとは誰にも予見する事は出来なかった。