架空都市、長山市尚綾町を舞台に新米探偵が奮闘中

一話完結の短編集スタイル

第一話、頑張って書いてます煜

架空都市、広島県長山(おさやま)市。その中心部に位置する尚綾(なおあや)町。


長山という地名は、かつては県下で1、2を争う紅葉の名所からつけられた。

その長山も今では都市開発の被害者として、住宅誘致のためにキレイに整地され、上空からは碁盤にもにたマス目が描かれている。

尚綾についてはいつか話すことになるだろう。


そんな尚綾町の一画。

コンビニにて立ち読み中の『自称名探偵』が1人。


作者が思うに、物語の中に存在する探偵の性質は、間違いなく『疫病神体質』だ。


おかげで共演者は殺されたり、疑われたり、振り回されたり、死にかけるなんてのが一番迷惑だろう。


そんな疫病神がやっぱり主役の物語。


立ち読みも一段落したその頃、物語の幕はすでにすっかり上がっていた…