Sign~あの頃のボクら~

作者愁-syuu-

お互いがお互いを大切に想い、お互いがお互いを必要としているのに、素直になれずに一番伝えたい気持ちをなかなか伝えられない、そんな心の葛藤を描いています。

 響は いつも本気で

  投げ続けてくれた…

 私に届くようにと


 響は 私の心の扉を

  叩き続けてくれた…

 その扉を 私が

  開けやすいようにと


 もぅ振り返らないと

  一方的に決めて

 心を背けてしまったのは

   私だった…


 響の優しさを信じきれず

  諦めてしまったのは

   私だった…


 傷つくのが 怖くて…

 手放すのが 怖くて…

 いつも 逃げていたのは

   私だった…


 響の存在を

  受け止めきれなかったのは

   私だった…


 戻れるなら…戻りたい

  あの頃に……