生贄少女(短編)

作者

娯楽のために、作られて消費される少女

日本中が、連続女子中学生殺人事件の虜だった。


「犯人は鬼です」

発言のために、犯罪者と疑われる父。


声を震わせて、父の無実を訴えるうつくしい少女の姿に、男は腹の中で、どす黒い望みを飼う。


(見えないものとの遭遇のお題で書きました)