8篇ばかり集めた小さな小さな詩集です。

《原点0(ゼロ)》


花の中に体ごと突っ込む蜂のように

ひとしきり集中したら

又 元の位置に戻りたい

いつまでも そこに

留まっているのはよくないからだ

執着する心を その都度断って行く

そんな努力を忘れたくない

私の立ち位置はいつも「原点0」である。

タロットカードを捲って

『塔』や『死神』や『悪魔』が出ても

笑い飛ばせるなら大丈夫だ