今日もまた嘘を吐く

作者漆紅

―嘘をつくことでわたしは生きている

 



          「とんだ嘘つき女だな、お前」


           「・・・知っています」



         そうでもしないと生きていけなくて          


         ー気付いたときはもう手遅れだった



 ーあの日の約束はまだ有効ですか?