キスは、頬に触れて。

作者美瑠

「みっちゃーん!」甘えたようなその声に、俺は心底愛おしく思えた。 『…好き、だよ?』




『みっちゃーん!』




そう言って駆け寄るに、



俺は一体、どれだけの持ちを


抑えていたのだろうか。




もしも、少しでも直になれたら…。





『MissKiss』様 9月お題「それでも成長したと思うよ」