患っていたい
‘記憶と腹巻’


ユニークなタイトルに惹かれて、ページを捲った。

結果。

その妙に潔く艶かしい表現の‘泡’の中のひとつの物語に、すっかり患ってしまった。

恋ってひとりじゃできないから。

タイミングだとか。

温度差だとか。

頭と心の折り合いが上手くつかなくて。

時々、とても煩わしい。


それでも。時々は。


甘く、苦く、患っていたい。

この恋のように。