攘夷の時代に
かの白夜叉と並び、
赤獅子と呼ばれ
恐れられたものがいる
二本の短刀で
敵を次々と切り倒し
血を浴びながら舞うように戦い
最後には体中を真っ赤にする姿と
人間とは思えない狂暴さから
その名が付いた
今ではその牙は抜かれ
猫のように
自由気ままに生きているのだとか