天まで届け

作者さんた

この話は私の先輩が教えてくれた本当の話。

決していい話ではないかもしれない。

しかし、こんな世の中をあんなに懸命に生き、もがき苦しみ、幸せを夢見た一人の少女。

うそだと思われても構わない。

むしろ、実話か実話じゃないかなんて関係ない。

ただこの少女のことを思ってあげてほしい。

そして、この少女のぶんまで生きてほしい。

その一心でこの話を書きます。