俺の手に残る
彼女の温もり…
手はすごく冷たくて
冬になると
よく…俺のジャンパーのポケットに手を入れてきた。
けど…
…もう、彼女に冬は こない
春の優しい日差しも
夏の開放的な陽気も
秋の澄んだ夜の風も
彼女が触れることは ない