緋色の殺人鬼

作者禮架

――ああ、来ちゃったんだね。


おっと逃がしゃしねぇぜ。



囚われの蝶。



クスクス…。随分と美しいね。


ひらりと舞ったら、雪と間違えそうだ。


そうだな。間違えないように、俺がその羽根を
















 も ぎ と っ て あ げ る