あっと言う間に一月去った頃

ほっとあなたが一息つけた時

「休みの日はなるべく一緒にいよう」

って小指を差し出したね


もっとずっと隣にいて

涙は見たくないって言ったじゃない

もっとずっと抱きしめるよ

あなたを幸せにしたいし。

あなたの証を絶やさないでね



ねぇ、僕の右手に光る絆を

そっと抜きとってあなた

何をするかと思えば左手に移してみせた

僕に宿ったしかめっ面は

甘い切なさと嬉しさのしるし


きっとそっと祈っていた

2人で最後の空を見上げること

それはきっと勇気だった

人となりは分かってるはず

老いた2人を約束しよう