教師と生徒、その"ライン"を越えることはない。だけど、たまに先生が私に"サイン"を投げかけているような気がする。ねぇ―――先生は、なにがしたいの?
あの、長くて骨ばった指が好き。
薄茶の、少しくせのある髪も好き。
知的な感じのする銀フレームの細い眼鏡も好き。
少し低くて、でも良く通る声も好き。
だけど―――……
教師×生徒
曖昧なライン
ねぇ、先生―――
先生は私のこと………