当たり前のようにある光と影。
私達が暮らす光の世界の裏側、影の世界が広がっている。そこは、想像をも超越した世界だった!
それは、「影の扉」の話。
廃墟となった旧月丘中央病院で午前2:47に324号室で懐中電灯を床に置き自分を照らし、壁に出来た自分の全身の影に自分の手を合わせると影の世界にさらわれる。
さらに、右手の平に過去の西暦、左手の平に月日を書けば、その日に戻れる。
馬鹿げた都市伝説。それが「影の扉」だ。
つまらないこの話を耳にした頃に事故は起きた。
楽しく学校生活を送っていた将 剛輝。
事故死した友人達を自分のせいで殺してしまったと思い込み、苦悩していた。
「影の扉」が事故と何等かの関連性がある事を見いだし、懐中電灯を手に病院へ向かう剛輝。
果たして本当に‘影の世界’に辿り着き、亡き友人達の為に苦況を打破できるのか!?