柚 奈
脆く儚く、だからこそ愛おしい
レビュー依頼
有り難うございます。
早速読ませて戴きました。
本当に一つの命の輝きを
見た気がしました。
菊池くんを思うと
心が醜くなる──
そんな自己嫌悪に陥る
麻奈の気持ちが良く
分かりました。
バレンタインでは
“鈴寧ちゃん”の為、
心の奥の自分の気持ちの為に
菊池くんに言ってしまった酷い言葉─。
思わず読んでいた私も
麻奈と一緒に後悔の念に
かられました。
そして何よりも菊池くんの生きる姿に心を
打たれました。
バーが落ちても何度も
何度も諦めず努力する…
大会で入賞出来なかった
時の悔しさが犇々と
胸に突き刺さり私まで
胸が苦しくなりました。
最後は衝撃の結末。
最近の携帯小説の王道とも言えますがこの小説での
ラストは少し違いました。
麻奈が言う事が
出来なかった菊池くんへの想い。
それはきっとあのカードを通じて最後に菊池くんに
届く…いや届いたと
信じています。
こんなに胸と目頭を
熱くする小説に出逢えて
とても光栄、感無量です。
此れからも応援しているので頑張ってください!