迷子のトナカイと雪だるまくん

作者さゆ

「不思議だね…。  雪だるまくんは   雪でできているのに、なんだかとっても  あったかいんだ」






降りしきる雪の中で出会った、迷子のトナカイ・スノーと雪だるまくん。



「なんでだろう……」



共に暮らしながら、 「友情」という感情について考える二人。 お互いが、生まれて初めての友達だった。



「僕、あったかいのは苦手だけど、    こういうのは    悪くないや……」






雪と共に舞い降りた、寒い北の国の    暖かい物語。








「僕も       君に会えてよかった」