今あの頃を思い返すと

広く、碧い空が

際限無くどこまでも、

どこまでも

続いていたことが

一番に思い出される。


毎日が嘘の様に

晴れ渡っていて、

毎日が嘘の様に

猛烈な暑さだったのを

覚えてる。


そんな中でも

私の中では遥か上空で

ギラギラ燃えている

灼熱の太陽なんかより

あんたの方が

すごく眩しく、

輝いて見えていたんだ。


今になって思えば、

私はあの頃から

すでにもう……

あんたの事に

惹かれていたのかもしれない。


悔しいけど、

私はあんたに心底

惹かれていたんだ。